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五輪客向けにトラック礼拝室「モバイルモスク」が登場

2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた観光インフラ整備として、世界三大宗教であるイスラム教徒へのおもてなしの一環として、移動式のモスクを開発し、「モバイルモスク」として登場しました。「モバイルモスクプロジェクト実行委員会」が開発・制作を行い、「モバイルモスク」という名称で販売・レンタルを開始したとのことです。

この「モバイルモスク」は25トントラックの荷台部分に約48平方メートルの礼拝スペースを設置する形となっており、一度に約50人の礼拝が可能です。室内は冷暖房完備、男女が別々に礼拝できるような間仕切りの設置や、礼拝の方角を指し示すコンパスを設けることも今後検討していくとのことで、天候や周囲の目を気にすること無く礼拝が出来る設備となっています。

イスラム教徒、いわゆるムスリムの訪日客は急増しています。2014年には15万人、2016年には4倍以上となる70万人となり、2020年には140万人に増加するであろうと言われています。ムスリム訪日客のうち60%はASEAN諸国出身で、この内インドネシアが27%、マレーシアが23%、シンガポールが5%を占めています。
安倍政権によるアベノミクス政策の一環として、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムの訪日観光ビザが緩和されました。また、円安とLCC便の増加などがあり、ムスリムの訪日客が増えたとされています。今後のインバウンドビジネスにおいて、ムスリムの訪日客市場の重要度は高まってきています。

これらのムスリム訪日客の増加に伴い、国内ではムスリム向けの誘致やサービスの提供が始まっています。空港や駅などへの礼拝堂の設置、飲食店でのハラール対応が主なものですが、今回のトラックを用いた移動式のモスクは世界初の取り組みとのことです。まだまだ不足しているといわれているムスリム対応において、大きな貢献を果たすことになるでしょう。

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